新東京グループで行われている事業

ビジネス

株式会社新東京グループは、千葉県松戸市に本社を置き、廃棄物処理や環境ソリューション事業総合プロデュースに関するコンサルティングを行っている上場企業となります。
発生抑制という意味を持つ「Reduce」、再利用である「Reuse」、再資源化である「Recycle」の3Rをテーマとして、循環型社会の担い手となり地球環境保護の貢献をはじめ、お客様の最良のパートナーを目指している会社でもあります。
積極的に行っている環境プロデュース事業に関しては、中間処理施設である「エコロジスタ」の運営によって環境を重視し解体工事現場で排出される、産業廃棄物を再資源化する活動を行っています。

グループ企業である株式会社新東京ソイルゲート

新東京グループには数多くのグループ企業がありますが、その中でも汚泥再資源化の事業を展開しているのがグループ企業である株式会社新東京ソイルゲートとなります。
この会社で行われている汚泥再資源化の取り組みとして、建設汚泥の独自の再生利用方法が注目されている特徴を持ちます。
この建設汚泥は優勝売却する方法と自ら利用する方法の2つによって再生利用することが可能です。
建設汚泥は、自ら利用する場合に限り利用用途に応じて処理土の品質基準を超えるよう処理する決まりがあります。
そのこともあり汚泥再資源化の技術への期待は今後も高まるといわれています。

グループ企業である新東京ソイルゲートは、社名のソイルは土壌でゲートは門を意味しており汚泥を再資源化することによって、地球環境に欠かせない土壌が汚れてしまう状態になってしまうのを防ぐためにも、循環型社会の実現を企業理念に掲げている企業でもあります。

汚泥を再資源化し再度地球の一部になる事業を積極的に行っている特徴を持っています。
そもそも再資源化が必要と考えられている汚泥は、様々な局面から生み出されると考えられており、今後度重なる災害からの復旧や首都圏機能の再構築など人族な再資源化が必要不可欠になると予測されています。
汚泥の再資源化を行うことによって、生活環境を良い状態で次世代に渡すことで、本来の循環型社会を実現するために重要となります。

新東京グループで行われている汚泥再資源化の処理能力

では実際に新東京グループで行われている汚泥再資源化の処理能力はというと、建築汚泥や無機汚泥などの処理品目の場合、1日の受け入れ能力に対して1日あたりで600㎡、磨砕洗浄も同様に1日当たり600㎡まで対応することが可能です。
さらに洗浄砂の固化に関しては、1日あたりで680㎡、脱水ケーキの固化は1日当たり100㎡まで対応することが出来るといわれています。
他の品目の処理能力では、木くずの粉砕であれば1日あたり32tでがれき類の粉砕なら1日あたり675t、廃プラスチックの粉砕ならば1日あたり21tで脱水処理ならば1日あたり150㎡まで対応することが出来ます。
新東京グループで取り入れている処理方式は、主に磨砕洗浄や脱水、固化や破砕といった中間処理を採用しており、設備外用と構造については磨砕洗浄機や地下式コンクリートピット、脱水機や破砕機を用いています。
環境保全対策としても万全の体制で行うべく、低騒音型重機を導入したり施設全周には仮設塀を設置するように義務付けました。

新東京ソイルゲートの独自の工程

新東京グループ以外でも一般的な汚泥処理は行われていますが、グループ企業である新東京ソイルゲートの独自の工程は違う方式を採用しました。
まず一般的な方法の場合、安定固化処理と呼ばれる方法を採用して行われています。
安定固化処理の場合汚泥に対してセメントを添加して混ぜていき、処理後には盛土材や埋戻し剤として再利用します。
セメントを混ぜることで施工性を改善し、強度を高める化学的な処理を行います。

この一般的な処理方法と比較して、独自に行われている処理方法では摩耗洗浄と呼ばれる方式で汚泥処理を行っている特徴を持ちます。

この摩耗洗浄とは物質同士を擦り潰すことで付着した不純物を除去する方法となります。
さらにもみ擦りを行うことで物質同士が擦り合わさって、粒が均一に整う効果が得られます。
処理工程ではまず処理前の状態を確認した後で水分含有量に応じて工程投入ラインを変化させるなど、状態に応じた対応を行うことが可能です。
次に汚泥に混入している廃プラスチックや木くず、5mm以上の石と分別するためにも、手選別や磁選機、振動スクリーンを通しアクアスクリーンでしっかり洗浄した上で、不純物を洗い流す工程を行います。

まとめ

このように一般的な処理方法とは異なる独自の処理方法を導入することで、産業廃棄物に位置づけられていた建設汚泥の再利用の用途の幅を広げていくことが可能となり、今後ますますグループにおいてこの事業は拡大化しており、再資源化の取り組みは様々な技術開発が進められ、現在約70%近い再資源化率になりつつあります。
多様な汚泥を利用目的に合わせて再資源化させていく新東京グループで行われている取り組みはより注目されています。

最終更新日 2025年4月25日 by トゥルソワソワ

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