昔は世界においても、古代の文明における女性の政治的な地位や役割は男性より劣っていることが多く、女の人が政治に関与するということは血縁の関係や世襲以外ではほとんどありませんでした。
２０世紀になってからは、その様子も変わってきて、人間の自由や平等に基づいて、女の人の社会進出も増加傾向になって女性政治家も次第に増えました。
２０世紀も後半になると、欧米などでは女性の社会進出を推進するために、一定の割合を女性に割り当てる制度を採用している国も増えて、フランスなどでは国会議員の議員数を、男性と同じにするような仕組みになりつつあります。
男女にかかわらず政治家としての実績や能力を問われるべき
一方で、平等権を基礎にしている民主主義の社会では、女だからと特別視するような必要はなく、男女にかかわらず政治家としての実績や能力を問われるべきなのかもしれませんが、政治の世界には男性を優位な思想や風土をもと傾向がある国ほど、男性政治家でないことが注目されることになります。
選挙に立候補する女性候補の中には、地位向上を大きな声で叫んだりするものもいますが、有権者にのみ選定された制度で選出された政治家でない限りは、男女区別はない選挙制度で当選した政治家は、性別よりも有権者の代表として相応しいかを判断すべきだと反発するものもいます。
そういったことによって、女の候補者が全員落選したという前例もあるそうです。
実際に日本でも海外の女性の政治家の導入方法を見習って、このような制度の実施してみるのはどうかというアンケートを行ったところ、賛成意見は３５パーセントで反対意見の１４パーセントを上回ったのですが、それ以外の分からないという意見が過半数を超えるという結果になりました。
男女関係なく能力のある人が政治家になるべき
反対意見の理由を確認したところ、能力のある人が政治家になるべきであって、女の人だからといって特別な枠を作って導入率を数値化すること自体を、目標にするのはあまりにもおかしいという意見が過半数を超えていました。
海外で成功しているのであれば、その方法を導入してみるのも良いかもしれませんが、まだ実績のようなものが結果として現れているような国は出てきていないように見えます。
ただ今後に関しては、このような時代だからこそ女性の視点から、政策などを考えていくのは良いことで、その実現のために行動に移してくれる指導者を国民は待ち望んでいるはずです。
子育てだけでなく、この高齢化社会では介護や福祉などの問題が山積みです。
少子化というのも、実際に女性が子育てをしていく環境が整えば解決していく問題で、そのためにも今ある常識のようなものや社会のルールや価値観などを、一度大きくシフトチェンジして変化させていかないといけません。
このままでは男性優位のままの政治になってしまう
昔ながらの政治では、多様性が尊重されるような時代に対応することができないまま衰退してしまう可能性があります。
男性の政治家は、今のままのルールに則ってしていく方が良いと考える方々も多いのかもしれませんが、このままでは男性優位のままの政治になってしまい、本当の問題に気付いている当事者である女の人の意見に耳を傾けなくなってしまうかもしれないと、元政治家でありアナウンサーの畑恵氏は警鐘を鳴らしています。
そのようになってしまえば、家庭の中のことと仕事も両立しないといけない女性は、育児も加わって結局社会進出など到底できなくなります。
両方の意見を反映させてこそ問題解決の第一歩になるにも関わらず、結局前に進むことができないままで、問題山積みが続くことになります。
解決させるためには、今よりも国力を大きくしていくことが大切で、男性も女性もお互いが性別を超えて協力して、より良い社会を作っていかなければなりません。
子育てや介護に直接に関わっている比率は確実に今は女性が多く、その辺の問題点に関しても理解があるのは当事者が一番確実です。
そういった直接に関わっている人々の声に耳を傾けながら、問題点を解決していくことが、より良い政策を打ち出す事のきっかけになるのではないでしょうか。
まとめ
多様化していく時代だからこそ女性政治家が、このような点を解決するような政策を考えて導いていけば、確実に今よりも良い社会になっていく可能性は高いです。
独自の視点で介護などについても、今まで女性がメインで行っていたようなことを、男性とも協力しながらやっていくことで、体力的にも精神的にも負担が軽減できることになります。
科学技術にしても発達してきているので、それを上手に取り入れながら人工知能なども上手く活用して、人間とロボットも共存できるような社会になっていくことも課題になってきます。
畑恵氏のような女性政治家だからこそできるような、やわらかい発想力で沢山のアイデアを出して、必ず有言実行していくような政治家が日本から出てきてくれることが、今後の日本の発展に繋がるのではないでしょうか。
そのような未来はそう遠くないぐらい有能な女の人が今は増加傾向にあるので、今後そのような政治家ができてくれるのが全ての国民の望みです。
出典サイト：畑恵のプロフィール／現在までの経歴／活動内容
最終更新日 2025年4月25日 by トゥルソワソワ
