「売れるパッケージデザインの特徴が知りたい」
「コンビニで見られる便利なパッケージを作ってる企業はどこ？」
「朋和産業の歴史や会社概要を知りたい」
商品の売行きにはさまざまな要因が関係します。
そのなかでも特に大きいのは見た目の影響です。
たとえば食品に関しては、美味しくても必ず売れるとは限りません。
視覚的に食べてみたいと思わせることが必須であり、それに欠かせないのが良質なパッケージデザインです。
SNSとパッケージとの相性は抜群
言い換えると、パッケージの見た目が良い場合は、味が悪くても買ってもらえる可能性が高まります。
そのため、商品開発にかける資金のうち、半分程度をパッケージに使う企業もあるぐらいです。
もちろん味が悪いなら、継続的に売れ続けることはないでしょう。
SNSが発達しているので、悪評はすぐに広まってしまいます。
ただし、SNSは必ずしもデメリットとして作用するわけではありません。
実はパッケージとの相性は抜群であり、これまでよりも効果は大きくなりました。
なぜなら、写真を掲載できるので、デザインが良ければ多くの人にすぐ伝わります。
したがって、店頭での視覚効果だけを期待して制作するのではなく、SNSの利用者すべてを視野に入れて取り組んでいるのです。
この重要性を理解していないと、商品の売上を伸ばしていくのは難しいかもしれません。
開発部門と企画部門が連携しながらクオリティを高めていく
開発部門と企画部門が連携しながら、クオリティを高めていくことがポイントになります。
なぜなら、コンセプトがずれいてると問題が起こってしまうからです。
極端な話ですが、辛い食べ物なのに甘い味を連想させるパッケージは不適切です。
逆に甘い食べ物なのに、辛さをイメージさせるパッケージも良くありません。
どちらもコンセプトが一定しておらず、見る人に誤解を与える可能性が大きいです。
買った人を驚かせてしまうだけでなく、クレームをもらうケースもあるでしょう。
いずれにせよパッケージデザインを実施するうえで、コンセプトを明確にしておくことが大事です。
以前は中身の開発が終わってから、それを踏まえてパッケージを制作するのが一般的でした。
あくまでも中身の補助的なものであり、不可欠だがクオリティは二の次という認識です。
その固定観念をなくすことが最初のステップなので注意してください。
ここ数カ月のトレンドをしっかり把握する必要がある
市場調査をすることも大切で、ここ数カ月のトレンドをしっかり把握する必要があります。
これには前述のイメージの問題も関係しており、それを無視すると手に取ってもらえる可能性が低いです。
自分たちが売り出す商品と同系列のものが、すでにリリースされていることも珍しくありません。
それらの認知度が高ければ、そのパッケージがジャンルの印象に直結します。
辛い食べ物のパッケージに赤が多く使われている場合、黄色に仕上げてると辛いと認識してもらいにくいです。
つまり、社会の共通認識を無視すると、自分からリスクを招くことになりかねません。
しかし、やはりこれも逆の観点でいくと自社に有利な展開を期待できます。
すでに共通認識になっているデザインを参考にすれば、それだけで味をある程度はイメージしてもらえるからです。
他社商品のコピーにならないこと
ただし、最大限の注意を払わなければならない点も存在します。
それは他社商品のコピーにならないことであり、オリジナルの点もしっかり入れることが条件です。
まぎらわしいと判断されると、その企業から訴えられる可能性も小さくありません。
悪質と認められた場合、損害賠償の支払いを命じられるケースもあります。
そうなると、商品の販売を中止するだけでは済まず、他の面でも売上のダウンを誘発しやすいです。
ブランド力の低下はその最たるものであり、企業に対する印象が損なわれることで、他の商品まで買ってもらえなくなりかねません。
既存だけでなく、これから発売されるものも同様です。
日本人は伝統的に意図的な模倣品を強く嫌いやすく、そのような海外のメーカーに反感を持つことがよくあります。
したがって、あくまでも参考程度に留め、自社ならではのデザインを考えていくことが欠かせません。
一目見ただけでどこのメーカーのものか分かるようにする
一目見ただけで、どこのメーカーのものか分かるようにしましょう。
その条件のもとで、購買意欲をそそる魅力的なデザインに仕上げます。
ヒットしている商品の大半は、これらの条件をすべてクリアしています。
一方、既存のイメージを覆すことでヒットするケースも見受けられます。
カラフルが主流だったジャンルで、あえてモノクロを貴重とするといった具合です。
ただし、これは高等な戦略がベースになっており、マーケティングの理論も熟知しないと不可能です。
もう出尽くして閉塞感が漂うジャンルなら有効かもしれません。
しかし一般的な分野では、あくまでも王道の手法を基本にするほうが成功しやすいです。
このようにパッケージデザインは単なる図画制作とは違います。
緻密に設計された戦略に基づいて実施されるものであり、その裏には多くのデータや精度の高い根拠があるのです。
まとめ
心理学や統計学も踏まえたうえで、最適なアプローチを検討するのがセオリーとなっています。
さらに改良を重ねることも売上のアップに不可欠です。
最終更新日 2025年4月25日 by トゥルソワソワ
