キングベッドの定義や他のサイズとの違い

コラム

キングベッドはベッドサイズの1つで、ダブルと共に2人用のベッドを指します。
厳密な定義はありませんが、サイズ的には長さ195cm、幅はシングル2つ分くらいの製品が多い傾向です。
シングルサイズは長さこそ他の一般的な大きさのタイプと同じですが、幅は100cm未満と控えめなので、あまり左右に余裕がないといえます。

参考:キングベッド サイズ

 

全てのベッドのサイズはシングルが基準

勿論、全てのベッドのサイズはシングルが基準ですから、このサイズが標準的なのは間違いないです。
仰向けや横向きなら普通に眠れますが、大柄な人にはやや不向きで大きく寝返りを打ちにくい、これがシングルの特徴です。

その為、左右の余裕を求める声に応える形で、ワイドサイズがベッドサイズのラインナップに加わっています。
肝心のキングベッドの方は、シングルや一回り大きいワイド、セミダブルの範疇を超えて、完全にダブルやクイーンサイズが比較対象となります。

キングというくらいなので、王様がゆったりと腰掛けられるような、そういったイメージが連想されます。
1人で使用するとまさに王様気分が味わえますが、実際に横になるとかなり広い感じです。
人によっては寂しく感じられたり、余裕があり過ぎると思うでしょうが、それは2人で使用することを前提に設計されているからです。
当然ながら1人で使っても問題はありませんが、大柄だったり寝返りが大きい人でなければ、左右が広くて寂しく感じるのは自然です。

 

平均的な家が大きいアメリカだと普通のサイズ

幅170cm前後のクイーンサイズですら、1人用としては大きい部類に入るので、更に一回り大きめとなればもはや巨大です。
平均的な家が大きいアメリカだと普通のサイズですが、お部屋のスペースが限られる日本人にとっては、馴染みが薄くても仕方がないです。

しかし、パートナーや子供と一緒に眠る習慣のある家庭では、割と昔から認知されていたり、お部屋に設置しているケースも珍しくないといえるでしょう。
流石に一人暮らしのお部屋には大きいですが、新婚の夫婦や子供が生まれたばかりの家庭なら、キングベッドも十分に選択肢に入ります。
設置可能なスペースの確保が前提ではありますが、シングルサイズを横に並べて置けるスペースがあれば、キングサイズも設置できます。

搬入口や搬入経路の確認も不可欠ですが、夢のようなサイズが夢ではなく、手に入れられる現実的な可能性があるのは確かです。
マットレス部分は分離できますし、製品によってはパーツ単位でフレームが分割可能なので、ますます設置実現の可能性は高くなります。

 

設置場所や向きはしっかりと決める必要がある

一度設置すると移動が難しくなるので、設置場所や向きはしっかりと決める必要があります。
シングルサイズ2つでも、擬似的にキングベッドを再現できますが、やはり中央部分に境界線ができるのがネックです。

また、寝具を2つずつ揃える必要があるので、コストも手間も2倍になってしまいます。
同じものを用意する手間だけでなく、洗濯の手間も2倍ですから、設置のしやすさはあるとしても後が大変です。

この点、キングベッドは1台で済みますし、で用意する寝具も1セットでお手入れも1台分です。
大きさの都合上、シーツやカバーの選択肢が多くないという欠点は存在しますが、中央に境界線がなくてフラットな寝心地が得られるのは魅力的です。

日本で珍しいサイズといっても、ホテルなどでは導入している施設もありますし、シングルとは比べ物にならない贅沢な寝心地が楽しめます。

 

ラグジュアリーでインテリア的な魅力を感じさせる

ラグジュアリーでインテリア的な魅力を感じさせる、そういう寝具に位置づけられるのがキングベッドです。
実はワイドキングというサイズもありますが、その違いといえば約20cmの幅の差です。
ロングタイプでもない限り長さは変わりませんし、通常のキングでも十分に余裕のあるサイズなので、キングに満足できなかった人が検討するサイズだと考えられます。

あるいは、最初から一番大きいものを選びたい人が、比較検討して選択するサイズです。
2人で横になっても各々が寝返りを打てたり、子供を間に挟んでも狭くならないのは、改めてキングサイズならではのメリットだと分かります。

寝返りの頻度が多い人や寝相が良くない人でも落ちる心配はなく、必ずしも2人以上で使う用途に限られないので、寝相に不安がある独り身の人も検討の余地ありです。
密着して安心感を覚えたり、パートナーの温度を感じたい人には向きませんが、一緒に子供を守る感覚を実感したい人には最適でしょう。

多少距離ができるとしても、横幅は手を伸ばせば届く範囲に収まりますから、パートナーと2人きりで使うのにも適しています。

 

まとめ

大切なのは使い方で、接近しようと思えば近づけますし、手を繋いだり体を密着させるのも容易です。
このように、スペースの広さが余裕を感じさせるキングサイズには、多様な使い方のニーズに応える懐の深さがあります。
注意点を挙げるとしたら、本体がフレームで分割できてもマットレスは折りたたむのに限界があるので、本体よりマットレスの搬入の方が重要ということです。
 

最終更新日 2025年4月25日 by トゥルソワソワ

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